2017-04

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愛しき日常世界

忙しさを通り越して、私は今何をやっているんだろうと、不意に頭の中が白くなる瞬間がある。つい先日までそうだった。習慣化しているはてブチェックとRSSチェックの時間だけが息抜きだった。それにしたって、意識の半分以上は仕事のことで埋まっている。癖になっている行動だから、ちょっとした時間の隙間にネットを覗くことは負担にならないのだが、何かを考えて書く事など、到底できない心理状態になる。

そういうなかでネットから自分の問題意識に引っかかった出来事はいくつもある。それらは頭の片隅の「いつか書く」の小箱にしまい込みつつ、また仕事に向かう。

いずれ話題にしようと思うのだが、キャンベルの「千の顔を持つ英雄」やそれをもとにした「神話の法則」など「物語」のバックボーン理論は、私の中でつねに「いつか書く」小箱の一番大きな課題になっている。簡単に言えば、神話世界の普遍的物語構造への考察だ。

(この一文を書いている間にも、すでに3回事務連絡が入り中座した(笑))

で、それはすべての「ストーリーテラー」に役立つことでもあるのだが、さらに、人の一生をストーリーと捉えた場合、そのすべての人生に関わるメカニズムでもある。こう書くと宿命論とか機械論めいて見えるが、そうでなく、ダイナミックに変転する私たちの「運命」そのものが、ひとつの「物語」であるという認識である。

「いつか書く」の小箱に眠っている、いくつもの物語たち。あるものは吟遊詩人のファンタジーであり、あるものは無慈悲な宿命への抗いであり、またあるものはブログのエントリであるが、それらはひとつの基盤に依っているものだ。

ストーリーテリングのプラクティカル・ガイドによれば、すべてのストーリーテラーは、その物語を生み出すとき、深刻な内面の葛藤を抱えている。その葛藤が「人生」への洞察となり、物語へと昇華する。生活のエネルギーを削り取るような人生における苦しみは、ストーリーテラーにとって、人生を語る豊饒なる源泉であるという、矛盾してはいるが厳然とした真実がある。

オーディナリー・ワールド。

出発地点は、日常世界である。そこに亀裂が入るとき、旅が始まる。少しずつ、その裂け目に垣間見える、非日常世界に、ヒーローは踏み込むことになる。しかしそれは、たいてい抵抗される。ヒーロー自身によって。

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