2017-11

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鏡の法則批判 まとめ

 いままで数回にわたり「鏡の法則」という文章とその背景にある考え方を「間違った思考」として批判してきました。このへんでいったんまとめに入りたいと思います。

 まず該当文章の構造を批判しました。
 「鏡の法則」のロジック?改変されたシンクロニシティ
 ここで述べたことは、シンクロニシティをいう考え方を「良い考えを持てば良い偶然が起こる」と理解するのは、確定されていない学説を「一般的に認められている」とし、さらに「効能」があるとして恣意的に変えて用いる点の批判でした。

 次に、その文章の中にある「合理的思考」と「近代科学」への根拠のない批判と、それに対置するものとして「宗教」と「心理学」を持ち出していることへの違和感を「神話」をもとにして書きました。
 「感謝する」という神話

 その後ブログとの関連などを書いていたんですが、時間経過とともに当ブログに訪れる人の検索ワードが一定の傾向にあることに気づき、文章と共時性がいかに関連しているかをグーグルとヤフーの検索結果をもとに実証しました。
 ぐぐってわかる鏡の法則
 この結果は予想以上に「鏡の法則」と「共時性」が関連しているということを改めて示すものとなりました。さらに、この関連性のもとに「コーチング」「コンサルティング」といったビジネスでこの考え方が用いられていることも、下位検索結果を調べることで、期せずして実証された形となりました。

 その後、ユング理論である共時性によらずとも「意味のある偶然」は起こるとしてマーフィーの法則を例に引き帰納推論の落とし穴を説明しました。
 失敗する可能性があるものは必ず失敗する、のか?

 その続きとして、帰納推論の落とし穴をさらに強化する「確証バイアス」を説明し、「人は単なる偶然に意味を見出し、さらにその意味付けを強化する方向で考える傾向がある」ということを説明しました。
 確証バイアスを利用する

 以上のことから、鏡の法則なる文章は私たちが日ごろ行いがちな「単なる思い込み」をもって「意味のある偶然」という論理的・常識的に間違った方向に導き、それに共時性(シンクロニシティ)という解釈に慎重を要する学説を当てて「効果がある」と喧伝するマインドビジネスにより利用される文章であると結論付けました。

 共時性という現象を信じる信じないは個人の自由という範疇かもしれません。しかし、共時性は宗教ではないですし、一般普遍の原理でもありません。事実、共時性を「ユングの思い込みである」と断じる学者もいます。(wikipedia参照)

 問題はその共時性をビジネスに利用し、効果があると喧伝する行為にあるといえます。

 この考え方は「反証」が不可能であるという点も問題となってきます。もしも、利用したユーザーから「効果がない」とクレームがきた場合、ビジネス側は「それは心が正しくない」という形で言い逃れができます。

 ビジネスとしてこの考えを扱うというなら、フェアなものではないと判断します。そして、霊感商法、催眠商法に類するものであろうと結論付けます。

 

● COMMENT FORM ●

はじめまして。グーグル検索でたどり着きました。
検索ワードは「鏡の法則商法」です。
知人に紹介されて原文を読んでみたのですが、何かこう、もやっとするものがありまして、一連のエントリを読ませていただいたことで自分が何に引っかかっていたのかがハッキリしてきました。
別のエントリで、ブログの効能に関して「自己主張しあった後のコミュニケーションの発生があまり見られない」という事をおっしゃっておられましたが、それに関して少しだけ。
例えば私のようにブログを拝見して得るものがあったとしても、コメントを残さない人も多数おられると思います。
1対1で話し合うのではなく、独り言を言い合っている(でも実はお互いしっかり聞いている)というコミュニケーションなので、表には見えてこないのではないか、と考えます。

コメントありがとうございます。

このブログの記事が、何かのお役に立てれば幸いです。鏡の法則に関する考察はほぼやり尽くした気がして、それ以降あまり気にしていませんでしたが、現在でも影響力はあるようですね。

このブログを読んでいただいているあるかたの言葉だったと記憶していますが、ブログのエントリは小瓶に手紙を詰めて海に流すようなところがあると言われます。お互いに、手応えは無いけれど、きっと誰かが読んでいるだろうという関係をコミュニケーションの一つとするなら、それは、ネットに対する、漠然としてはいるが確かな信頼であるのかも知れません。私にとっては、それはなかなか得難い感触ですが、実感できることでもあると思います。

ずいぶん前に書いたことなので、考え方が変わってきている部分もあるのですが、ブログなどの議論では「自己主張」と「同類意見」の二つのグループ(個人)がぶつかったあと、何かが変わるのかといえば、実はなにも変わらず、という状態が多いのだと感じていたのは事実です。いわゆる言いっぱなし。この「ぱなし」が、ネットのデフォルトなのかなとも思っていました。そういうときに書いたエントリをごらんになったのだと思います。

今は、どうでしょうかね…。信じられるものも多いと感じています。


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