2017-07

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全体主義的マスメディア

 TBSの亀田問題に関して、同意できる一文があったので引用します。

TBSの社会正義とは、視聴者に問題を提示して、自立した人間として考えることを促すことではありません。TBSの社会正義とは、端的に言えば、「(左翼的な価値観から)大衆を正しい方向に導くこと」です。そしてその「崇高な目的のためにあらゆる手段は正当化される」のです。

これはまさに全体主義です。こうした全体主義的社風が、ニュースの偏向に限らず、抑制のきかない詐欺行為を生む土壌となるのは、全体主義的世界には自立した個人の存在する余地はなく、そこにいるのは顔のない大衆だけであることを考えれば、想像に難くありません。今回のボクシング詐欺は、一見すると左翼的価値観とは正反対の拝金主義に見えますが、根は一つなのです。
TBSは全体主義者である


 通俗的な「みぎひだり議論」では、なかなかこういう考えに至らないのではないかとも思えます。つまり、メディアのプロパガンダを考える上で、リベラル・改革・進歩主義対保守・反動(この言葉も政治用語でしょうけど)という単純な構図ではなく、もうひとつの軸として全体主義を据えた保守、リベラル、全体主義という構図を(昔から保守の立場の人たちが指摘していたように)改めて想定しなくてはならない、ということでしょう。

 その意味で、上記エントリはプロパガンダ(煽動)を行なうメディアという視点から見て面白いと思います。

 プロパガンダは全体主義に特有のものではありません。ナチスドイツ(民族主義)、中国共産党(文化大革命)や北朝鮮(民主主義(Democratic People's Republic of Korea))のプロパガンダは、大衆が全体主義を「選び取った」時点で最大限にその威力を発揮しましたが、いわゆる非全体主義国家にも、それ相応のプロパガンダ戦略はあり、着実にその効果を上げています。

 全体主義国家との相違は、政府によりメディアがすべて支配されていないというだけです。逆に、各メディアがさまざまなプロパガンダ戦略を用いる「多中心現象」が見られます。

 こういうなかで情報の取捨選択をせざるを得ないのが、現在の我々がおかれた立場でしょう。

 全体主義形成の背景にデモクラシーがあるという指摘がされているわけですが(中川八洋)、たしかに、大衆の政治参加が「個の自由を完全に奪う」危険性を常に内在しているという認識があれば、上記エントリのような考えに至るのはごく自然な流れでしょう。

 あと、コメントの中に宮台の島宇宙の比喩がありましたが、あの部分は確かにそう思えます。が、そのコメントの他の部分はまったく同意できず。(苦笑)

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